最近の日本でのクリスマスは、11月の下旬からクリスマスディスプレイを街で見かけるようになり、年々早くそして華やかになっていくけれど、Leuvenのクリスマスは12月中旬からゆっくりと、静かに始まる。市庁舎前の広場には大きなクリスマスツリーが立てられ、街頭の木々には電飾が施される。街のシンボルである市庁舎もクリスマス仕様にライトアップされる。色はオレンジ色の電球色一色のみで、とてもシンプルだ。色とりどりの華やかな日本のクリスマスツリーに慣れきっていた私には、そのシンプルなクリスマスディスプレイはとても意外なものだった。
でもオレンジ色の明かりで包まれた街は、決して華美ではないけれど、美しさに満ちている。そう、月明かりの似合う美しさなのだ。かえって、がんばりすぎている装飾は、この街に似合わないのかもしれない。
月明かりと調和した美しいLeuvenの市庁舎広場を見ながら、「そぎ落とすことの美しさ」を感じていた。まわりに負けないようにどんどん何かを身につけていくばかりでなく、いさぎよく、自分にとって本当に大切なものだけひとつを選ぶ。そして不要なものをそぎ落としていく。そうしていくことで「本物の美しさ」といったものが身につくのかもしれないな。歴史と風格を感じさせるLeuvenの美しい街を見ながら、そんなことをぼんやりと感じていた。 |