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それいゆコラム
コラム 瀬戸川礼子氏 「Hotel handbook 〜ホテルを使いこなせる人になろう〜」
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第2回 ホテルのラウンジをオフィスにしよう

 ホテルのコーヒーラウンジを利用されることはありますか? 
 通常は便利なロビー階に位置し、コーヒーショップ、コーヒーハウス、カフェテリアとも呼ばれます。大型ホテルでは最上階にも併設されることがあります。
ホテルのラウンジに私はよく足を運ぶのですが、客層を見てみると「それいゆ」世代の利用はあまり多くなさそうです。多忙でそんな時間はとても取れないという方々もきっと多いですよね。加えて、値段も敷居も高いイメージが先行しているかもしれません。
 しかし、ホテルのラウンジはそれだけに付加価値の高い場所。いきいきと働くそれいゆウーマンにはぜひ活用していただきたい施設の一つです。今回は「ホテルのラウンジ」の魅力をお伝えしましょう。

 私は取材する立場のときや通常の打ち合わせでは、先方企業や指定の場所へ出向きますが、逆に雑誌や新聞からインタビューをお受けする場合、あるいは講演などの打ち合わせをする場合は、ホテルのラウンジを待ち合わせ場所にさせていただくのです。相手の方が「好きな場所をご指定ください」と言ってくださることが多いので、せっかくならそれなりの空間にお連れしたいなと思うんですね。
 なぜホテルのラウンジかと言えば、それはお互いにメリットがあるからです。
 相手と会うまでのプロセスを考えただけでも、9つも利点が浮かんできました。
 @「ホテルのラウンジ」というだけで、少し特別な“待ち合わせ感”が出ること、A相手もそのホテルを知っていることが多いので場所の説明が楽であること、Bホテルの立地柄、お互いに交通アクセスが便利なこと(地方から来られた方にも親切)、C建物が大きいので迷いにくいこと、Dロビーなど質の良い空間で待ち合わせができること、E初対面の相手となかなか会えなかったり、携帯電話で連絡が取れなくてもホテルスタッフが館内にいるその人を探してくれること、F広くてきれいなトイレで身だしなみを整えられること、G荷物やコートをクロークに預けられること、H駐車場が完備されていること。
 こうして羅列してみると付加価値の多さに改めて気づかされます。
 さらに、相手と合流してからも、まだまだメリットがありました。
 Iサービスが良いので相手に失礼がなく安心できること、J一定の空間が確保された席につけること、K荷物置き用のいすがあるので席でばたばたしなくて済むこと、L内装や備品がリッチで目にも楽しいこと、MBGMで会話が邪魔されることがないこと、N禁煙・喫煙が明確に分かれていること、O客層がよいこと(これ、意外と大事です)、P客席でスマートに会計できること。

 街のカフェも個人的にはとても好きなのですが、ビジネスシーンならホテルのラウンジのほうが好環境のように思います。無線LANの環境は残念ながらまだ浸透していませんが、PCをテーブルに広げるのはまったく問題がないので、相手と資料を見たり、一人で企画書や原稿を書くときも便利ですよ。

 そして、意外と知られていないメリットをもう一つ、Qホテルのラウンジはコーヒーのおかわりが無料なのです。特別な高級豆使用といったことでない限り大丈夫。そのかわり味はそれほど、、、のお店もあったりするけれど(笑)、お得情報として覚えていてくださいね。
 通常はスタッフが「おかわりをいかがですか?」と聞いてくれますが、もしそうでなくても自分から「おかわりはできますか?」と気軽に聞いてみてください。全然、恥ずかしいことではありません。ホテルによっては、ポットサービスしてくれることもありますし、メニューに書かれていなくても、実はカフェオレや紅茶もおかわりできる場合があるのです。
 いかがでしょう。ホテルのラウンジってさまざまな点で魅力的だと思いませんか。
 1000円前後するドリンクは絶対額としては高いですが、付加価値はそれ以上。打ち合わせの場にするもよし、1人で考え事をするのもよし。会社勤めの方も、たまには近くのホテル・ラウンジに出向かれてみてはいかがでしょうか。思わぬアイデアが出るかもしれません。
 案外、身近にあるホテルのラウンジ。マイ・オフィス代わりに気軽に活用してみてくださいね。

瀬戸川礼子氏

ジャーナリスト 瀬戸川礼子氏

中小企業診断士、MBA。法政大学専門職大学院卒
宿泊・飲食産業の業界誌『週刊ホテルレストラン』(オータパブリケイションズ社)で、記者として活躍し、副編集長を務める。7年勤務した後、2000年にジャーナリストとして独立。 記者歴は07年から15年目に入る。現在は、専門としてきたホテル業・旅館業の取材のみならず、「サービス」、「顧客満足」という視点を核に、百貨店、銀行、ディーラー、病院、工務店などさまざまな企業に取材の場を拡張。 新聞・雑誌の記事執筆をはじめ、企業などから依頼を受け講演を行なっている。
著書に、顧客満足度の実践から理念までを紹介した『この18社に見つけた! 顧客満足度を生み出す仕組み』(同友館)、営業が一人もいないのに常に2年先まで受注残がある奇跡の工務店をルポした『グレートスモールカンパニー』(現代書林)がある。コスモ石油のホームページでも顧客満足に関する記事を連載中。

http://www.cosmogas.co.jp/member
/m1/g/g10.html

 



使い勝手や雰囲気のよいラウンジをご紹介します。
*値段はすべて、税込みです。

ホテル西洋銀座 「プレリュード」 (最寄り駅=銀座一丁目駅、銀座駅)
最もよく利用するホテルのラウンジです。“スモール・ラグジュアリー” を具現化したホテルだけあってロビーもこぢんまり。
ここで待ち合わせれば必ず相手と会うことができます。どこかの邸宅にいるような感覚も心地よく、明るすぎない照明も女性にとっては優しい配慮です。
ジュースとミネラルウォーター以外の飲み物は、「ホットコーヒー」(1260円)はもちろんのこと、「ほうじ茶のロイヤルミルクティー」(1365円)、「カフェオレ」(1365円)、「ハーブティ」(1365円)など、すべておかわりできます。

アオイ科のハーブを用いた「ブルーマロー」(1365円。期間限定)。そのままにしておくと、栗色からグレーへ。レモンを入れるとピンク色に。色が変化する様子から、「たそがれ時のハーブティ」と呼ぶ人も。

落ち着いた時間が流れるホテル西洋銀座の「プレリュード」。テーブル席もあります。

渋谷エクセルホテル東急 「エスタシオン カフェ」 (最寄り駅=渋谷駅)
渋谷駅直結。抜群の利便性と、8mもの高い天井を有する開放的な空間。窓側の席からスクランブル交差点を見下ろせれば、ちょっと優雅な気分に浸れます。常ににぎわう店なので、午前10時半ごろに来店してお茶→早めのランチがおすすめ。
「ホットコーヒー」、「カフェオレ」、「カプチーノ」(各750円)など、すべてのコーヒー類はホットに限りセカンドカップ(2杯目)までおかわりできます。

カプチーノのイメージphoto(実際のサービスには絵は描かれません)

渋谷エクセルホテル東急の「エスタシオン カフェ」。この環境なら少し並んででも利用したい。

コンラッド東京 「TwentyEight」(トゥエンティエイト) (最寄駅=汐留駅、新橋駅)
コンラッド東京は06年10月に「グッドデザイン賞」を受賞。自他共に認めるところとなった優れた建築デザインを、ぜひラウンジ利用で楽しんでみてください。店名どおり28階に位置し、高さ8mの窓の向こうには東京ベイエリアとレインボーブリッジ、空が一面に広がります。アクセスも便利。最寄駅が2駅あり、地下道でほぼつながっているので雨天でも快適です。
ホットコーヒー(950円。おかわり自由)やチャイ(1050円)、ハーブティ(1050円)などは、ティーサーバーやポットサービスで2〜3杯楽しめます。また無線LANを利用する場合は、24時間1500円で使用できます。

コンラッド東京の「TwentyEight」。夕暮れの店内は大人度がさらにアップ

ポットやティーサーバーでサービスされる飲み物が充実。眼下に見えているのは浜離宮。 (写真はイメージ)

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