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それいゆコラム
コラム 瀬戸川礼子氏 「Hotel handbook 〜ホテルを使いこなせる人になろう〜」
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◎第7回 エステ・スパが待っている。ホテルへGO! その(1)

 「エステティックを1度は受けたことがある?」。これをお読みの女性はほとんどが「Yes」に該当するのではないでしょうか。定期的に通っている方もいらっしゃることでしょう。
 最近は、スパも大人気。多くのシティホテルでは、エステティック(以下、エステ)かスパのいずれか、または両方が提供できる体制になっています。数年前まではそれがニュースになったものですが、いまではすっかり「あって当たり前」になりました。この流れは、かつてのレディースプラン(本コラム第4回参照)と似ています。
 日を追うごとに内容が充実し、活用しやすくなったホテルのエステ、スパ。詳細が気になりますよね? 今回と次回のHotel Handbookは、2回に渡ってお勧めの使い方をご紹介します。

 とその前に、ここでみなさまの知的好奇心にお応えして、エステとスパの違いをチェックしておきましょう。 
 日本エステティック協会のホームページから要約すると、エステティックのもともとの意味は審美、美学ですが、現在は「全身美容」と位置付けられているそうです。領域は、【1】フェイシャルトリートメント、【2】ボディケア、【3】脱毛、【4】カウンセリングの4つとのこと(ホテル内の場合は【1】【2】、そして3〜5分ほどの【4】が主体です)。
 次にスパですが、端的には英語で温泉(spa)のことですよね。でも今日ではもっと広い概念で使われています。統一された明確な定義が見つからないのでこれは我流ですが、「水の力を用いて心身の健康と美をサポートする施設または施術のこと」と言えるでしょう。
 エステとスパは美しさを求める部分は似ていますが、お風呂など「水の施設の有無」や捉える視点が異なるのです。
 ではここからは、ホテルのエステ・スパを楽しむコツをプロに伝授していただきましょう。お話をうかがったのは、それいゆのセミナー講師として登場されたこともある疋田幸子(ひきだ ゆきこ)さんです。疋田さんは日本エステティック財団においてエステティシャン雇用高度化推進委員会講師を務めたご経験があり、またプライベートでは月に1度のエステを継続して10年間受け続けている“エステ顧客のプロ”でもあります。

Q1:エステ・スパに対して、より満足するための何かコツはありますか?

:目的を明確にして行くとよいですよ。心を癒されたいのか、体の疲れを取りたいのか、シミを取りたいのか、いろいろありますよね。それぞれ施術は異なりますから、なんとなくメニューから選ぶのではなく、目的をはっきりさせてそれに見合うものを受ければ満足度も高くなると思います。

Q2:ホテル内ならではの注意事項はありますか?

: 語弊があるかもしれませんが、結果に対して過剰な期待をしないほうがよいと思います。なぜなら、ホテルの場合は1回きりになることが多いからです。1回で本格的な結果を出すのはやはり難しい。ですから、美しい空間を楽しんだり、メンタル面の効果を狙ったほうが充実するでしょう。ホテル内の施術はリゾート型なんです。

Q3:そのリゾート型とは何ですか?

: エステ・スパはリゾート型と結果型の大きく2つに分かれます。リゾート型は環境そのものを楽しみながら滞在中のオプションとして位置づけられるもの。ホテルはまさにこれですね。一方、結果型は文字通り結果を出すために何度も通うスタイルで、街のエステティック店はこれに当たります。

Q4:リゾート型(ホテル)の場合、滞在中の留意点はありますか?

: エステやスパの効果を最大限に活かすのなら、滞在中は口に入れるものにも配慮してください。体に良い高品質の食材を摂るのは、体だけではなく精神面にも良い相乗効果を与えてくれます。

 今回は、4つのアドバイスをいただきました。リゾート型と結果型など、なるほどと思うアドバイスがありましたね。次回のその(2)でも役立つ情報をたくさんお聞きしていますのでお楽しみに!


恒例、おまけcolumnでは3ホテル(次回その(2)も3ホテル紹介するので計6ホテル)のエステ・スパをご紹介しています。すべて体験してきました。よろしければ参考にしてみてくださいね。

瀬戸川礼子氏

ジャーナリスト 瀬戸川礼子氏

中小企業診断士、MBA。法政大学専門職大学院卒
宿泊・飲食産業の業界誌『週刊ホテルレストラン』(オータパブリケイションズ社)で、記者として活躍し、副編集長を務める。7年勤務した後、2000年にジャーナリストとして独立。 記者歴は07年から15年目に入る。現在は、専門としてきたホテル業・旅館業の取材のみならず、「サービス」、「顧客満足」という視点を核に、百貨店、銀行、ディーラー、病院、工務店などさまざまな企業に取材の場を拡張。 新聞・雑誌の記事執筆をはじめ、企業などから依頼を受け講演を行なっている。
著書に、顧客満足度の実践から理念までを紹介した『この18社に見つけた! 顧客満足度を生み出す仕組み』(同友館)、営業が一人もいないのに常に2年先まで受注残がある奇跡の工務店をルポした『グレートスモールカンパニー』(現代書林)がある。コスモ石油のホームページでも顧客満足に関する記事を連載中。

http://www.cosmogas.co.jp/
member/m1/g/g10.html


ひとときのリゾート。ホテルのエステ・スパ体験記
 ホテルのエステ・スパの魅力は、ステイタス性や利便性、自由度の高さなどさまざまあります。たとえば、会員にならなくても、1回だけの利用でも好きなメニューを選べること、ほとんどが個室対応である施設・空間の質の高さ、そのまま宿泊できる客室の存在、レストランなど付帯施設の存在、接客レベルの高さ、安心感など多様なメリットがあります。
 今回紹介する3ホテルは、「緑」と「海」という自然をテーマにしたセレクションです。しかも、自然に恵まれていながらいずれも通勤圏内の近さ。ひとときのリゾートに足を運んでみませんか。


1
スパラウンジ
 リゾート感のあるスパラウンジ。カップルの場合、施術場所は別々になりますが(そのほうが気軽かも)、このスパラウンジで一緒に寛げます。「バリニーズ」など同じ内容のトリートメントを受け、「どうだった?」と感想を交換するのも面白いですよ。
フォーシーズンズホテル椿山荘 東京 (最寄駅=江戸川橋駅)
「悠 YU ,THE SPA at Four Seasons」

 明治11(1878)年から脈脈と歴史が続く庭園「椿山荘」。この美しい緑の敷地にたたずむフォーシーズンズホテル椿山荘 東京は、自然の四季を感じられるまさに都会のリゾートです。
「悠 YU THE SPA」は、そんな同ホテルに06年にリニューアルオープンした施設。ひかり、かぜ、みどり、せせらぎなどの名前がついたシングル個室や115uのVIPルームがトリートメントルームとして誕生しました。SPAと名付けられているのは、もともとホテル内にある「スパエリア」(温泉施設、プール、ジャグジー)に隣接しており、有料ですが一緒に利用可能だからです(別途4200円)。
 メニューはフェイシャル、ボディ、ヘッドなど約30種類が用意されていて目移りするほどですが、一番人気と聞いた「バリニーズトリートメント」を受けてきました。その名の通りバリで生まれた施術で、オイルをつかって押し撫でるように全身をもみほぐすコースはスポーツマッサージのエステ版といった心地よさ。エステシャンの方が言うとおり「深いリラクゼーションと身体の再生」がうながされる至福の時間でした。
トリートメントルーム
 ホテルのエステ・スパはほとんどが個室対応ですが、高級施設である「悠 YU THE SPA」ももちろんすべて個室です(女性ペアに対応するアウトバス付きの2人部屋もあり)。ランチ&スパなどデイユースプランも用意されているので宿泊以外でも利用可能です。
プール
 季節がよければ隣接するプールを横切って、屋外のデッキチェアでまどろむことも可能。風に揺れる木々を見上げる時間もいいものです。

「悠 YU ,THE SPA at Four Seasons」
* 宿泊プラン「ペアトリートメント ステイ プラン」(女性2人限定、トリートメント90分、朝食、スパエリア利用付き。2人分で9万円〜)
*「ランチ&トリートメントプラン」(2万5000円〜)
* 特典・優待など詳しくは→ http://www.fourseasons-tokyo.com/relaxation/spa/index.html


2リーガロイヤルホテル東京 (最寄り駅=早稲田駅、江戸川橋駅)
「ヒーリングストーンセラピー」

 早稲田大学の大隈庭園と隣接したリーガロイヤル東京は、「緑」に恵まれた落ち着きのあるホテル。エステ・スパの施設は設けていませんが、客室という自分だけの空間でストーンセラピーやシアバタートリートメントなどが受けられます。今回はストーンセラピーを受けてきました。温めた石を用いてオイルマッサージするストーンセラピーをホテルで導入したのはここが初めて。2002年のスタートから5年たったいまでも同ホテルのロングセラーです。最近はさらなる血行促進のために冷たい大理石も併用する新手法を取り入れ、すっきり感も体感できます。
 プランは宿泊プランとショートステイプランの2つがあり、いずれもリビングとベッドルームが分かれた49uのジュニアスイートルーム(しかも大隈庭園ビュー)が用意されています。おすすめは、そのまま眠りにつける宿泊プランのほう。25m×5コースのプール利用や朝食または昼食もついています。
客室
 大隈庭園ビューのジュニアスイートルーム。通常、客室のベッドは窓から離れた場所に置かれますが、この部屋はベッドが窓側。寝ながらにして夜景に照らされた夜空が眺められる珍しい設計です。カーテンを開けたままベッドから夜の雲を眺め、朝日で目を覚ます。こんな密かな楽しみを見つけました。
ストーントリートメント風景
 ハンドマッサージにプラスして、温めた玄武岩と冷やした大理石によるオイルマッサージを行なうストーンセラピー。温めた石を置いたり、平らな部分でマッサージしたりと、石が大活躍します。自然物である石のなめらかな感覚は想像以上に安心感があります。
エステシャン
 プライベートサロン(有)ベアフルーツのエステシャンが客室まで来てくれます。写真はHealing Stone MassageやLa Stone Therapy資格も取得するトップエステシャンの宮路裕海さん

「ヒーリングストーンセラピー(フェイシャル&ボディトリートメント90分)」
* 5日前までの要予約。
宿泊:1人利用は3万9000円(休前日+2000円)、2人利用は各2万9000円(同)
ショートステイ:正午〜午後4時。1人利用で2万7000円(休前日+2000円)
* 女性と同室に限り男性も施術可能。
* 特典・優待など詳しくは → http://www.rihga-tokyo.co.jp/stay/healing/index.html


ジャクジー
 ホテルの先端部分に当たる位置にはジャクジーが(1人用個室)。海水やアロマエッセンスを使用したバスで、優雅な気分に。
3ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル
(最寄駅=みなとみらい駅、桜木町駅)
「SPA Bay Window」


 「みなとみらい」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、海をバックに空へと伸びるヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルの姿ではないでしょうか。風をはらんだヨットの帆をモチーフにしたそれは、リゾート気分を盛り立ててくれますね。そんな同ホテル4階のフィットネスクラブ内に位置するスパ施設「SPA Bay Window」は、立地を最大限に生かした海をのぞむ施設。ベイブリッジや赤レンガ倉庫といった横浜らしい風景も一望できます。海辺のホテルであってもスパから海が見える条件を有する施設は意外と限られるもの。ましてここは首都圏ですから、貴重な空間なのです。
 体験してきたのは、タラソや植物素材を使用したトリートメントコース全13種類のうち「ベイリフレッシュ」(90分、2万1000円。マリンフットバス→バックラップまたはバックスクラブ→ボディトリートメント)です。施術前の入浴時から海という大きな水を身近に感じられるので、よりゆったりとした気分でトリートメントをお任せできました。

個室
 プライベートバスを完備した2人用のトリートメントルーム(29u)。このほか、1人用の個室も4室設けられています。
ラウンジ
 リラクゼーションラウンジは女性専用だから気兼ねなくバスローブ姿で寛げます。ハーブティを飲みながら過ごす時間もいいもの。正面に見える穏やかな海には、マリンルージュなどの船が行き交い、旅情気分も味わえます。
「SPA Bay Window」
* 宿泊プラン「リフレッシュ アンド ステイ」。トリートメント(Bay Window またはBay Relax)、宿泊、スパ・クィジーンの朝食付き。2人利用の場合1人・3万4000円〜。
* スパ・クィジーンのランチまたはディナー付きプラン「リフレッシュ アンド ダイン」。ランチ付き2万1000円〜、ディナー付き2万2500円〜。
* 特典・優待など詳しくは → http://www.interconti.co.jp/yokohama/facilities/aesthetic_salon/index.html

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