第8回 エステ・スパが待っている。ホテルへGO! その(2)
大変お待たせしました。
前回に引き続き、ホテルのエステ、スパについてお勧めの使い方をご紹介します。
後半では再び、疋田幸子さんにアドバイスをいただきましょう。
疋田さんは、エステティック業界を研究されているだけではなく、月1度のエステを10年間も継続している“エステ顧客のプロ”でもあることを前回お伝えしました。これはなかなかできないことと思うのです。このあたり、個人的にもっと聞いてみたい!(笑)ということで、少し掘り下げてうかがってみました。
「お店は地元・広島にある個人店です。地元には毎月帰りますので、10年間通い続けることができているんです。エステは継続が命ですしね。フェイシャルトリートメントを受けますが、ずっと同じエステティシャンの方なので私の肌のことをよく分かっていてくれている心強い存在です」
そんな存在の方がいるなんて素敵ですね。これも本人の「継続」のたまものです。ちなみにお値段は1時間で1万2000円とのこと。コース内容からすると、東京のホテルならもっとかかりそうです。経済面から考えると、3カ月に2度くらいの利用に控えれば疋田さんと同じ出費額になるわけですが、それでも果たして毎月予約をして時間を割く努力を続けられるかどうか、、、、。こう考えてみると、実はお金よりも意思の問題が意外と大きいのですね。
とすると、心理的な障壁が低いのは、1回限りでも堂々と行けるホテルのほうかもしれません。人の紹介も必要なく、勧誘される心配もないのです。
そしてさらに大きな特徴が一つ。最近はホテルでの日帰りエステプランがあってこれも便利ですが、宿泊プランにすれば素顔のまま、バスローブのまま居ることができるのです。メイクをし直して電車に乗らなくてもOK。そのままベッドで気絶できる。これはかなりの魅力です。
前置きが長くなりました。ここからは疋田さんに再びアドバイスをいただきましょう。
Q1: ずばりエステの魅力とは?
A:「10年後に効果が出る」と、業界では言われています。これは時間を逆行して若返るという意味ではなく、その人のその年齢で最も良い状態にキープするという意味です。40歳の美しさの準備は30歳から。40歳になったとき、どこまで加齢をストップできるかということなんです。ですから継続が重要なんですね。
Q2: エステシャンの技術によっても差がつきますか。
A: ある程度はそうかもしれませんが、世界で一番上手なエステシャンが多いのは日本だと思いますよ。私だけの考えではなく、海外経験の多い方も業界の人も皆そう言います。繊細な手の動きなど素晴らしいテクニックです。エステシャンはテクニックが増すごとに手がふっくらとしてエネルギーを持つようになると言われますが、そういう手の持ち主が多いですね。しかし、高いテクニックは心があればこそ。人の心を汲み取ったり、おもてなしの気持ちを持っていることが欠かせません。キャリアよりも一生懸命さ、気持ちよくなっていただこうという優しい気持ちが大切な素養ですね。
Q3: よい店(ホテル)かどうかを見極めるポイントはありますか?
A: どのくらい隅々まで清潔にしているかを見てください。お化粧を取り、服を脱ぎ、ベッドに横になる、非常に無防備な状態になるわけですから、安心感・信頼感は基本中の基本です。それを分かりやすくとらえるバロメーターは清潔感です。掃除に手を抜くところは、お客さまにも手を抜く、と思いますからね。
Q4: ホテルのエステ・スパの魅力はどこにあると思われますか。
A: ハード面では、ホテルのグレードに合わせた上質な内装が楽しめますよね。また最近の新規ホテルでは最初から立派なスパが併設されていますし、街のエステティク店に比べると明らかに水回りが良いです。すっぴんのまま部屋に戻れたり、客室で施術してもらえたり、プールやサウナが楽しめたり、規模のメリットもあるでしょう。
またソフト面では、街の店舗にも優秀な人材はたくさんいますが、ホテルで働くエステシャンは特に、そのホテルレベルに即したマナーや接遇をしっかりと教育されていますから、サービス面の安心感も高いのではないでしょうか。
2回にわたって紹介しましたホテルのエステ・スパ。いかがでしたか。前回・今回の「おまけcolumn 」も参考に、10年後のベストな状態のために、ぜひ体験してみてくださいね。 |

ジャーナリスト 瀬戸川礼子氏
中小企業診断士、MBA。法政大学専門職大学院卒
宿泊・飲食産業の業界誌『週刊ホテルレストラン』(オータパブリケイションズ社)で、記者として活躍し、副編集長を務める。7年勤務した後、2000年にジャーナリストとして独立。 記者歴は07年から15年目に入る。現在は、専門としてきたホテル業・旅館業の取材のみならず、「サービス」、「顧客満足」という視点を核に、百貨店、銀行、ディーラー、病院、工務店などさまざまな企業に取材の場を拡張。 新聞・雑誌の記事執筆をはじめ、企業などから依頼を受け講演を行なっている。
著書に、顧客満足度の実践から理念までを紹介した『この18社に見つけた! 顧客満足度を生み出す仕組み』(同友館)、営業が一人もいないのに常に2年先まで受注残がある奇跡の工務店をルポした『グレートスモールカンパニー』(現代書林)がある。コスモ石油のホームページでも顧客満足に関する記事を連載中。
http://www.cosmogas.co.jp/
member/m1/g/g10.html
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ホテルのエステ・スパの魅力は、ステイタス性や利便性、自由度の高さなどさまざまあります。たとえば、会員にならなくても、1回だけの利用でも好きなメニューを選べること、ほとんどが個室対応である施設・空間の質の高さ、そのまま宿泊できる客室の存在、レストランなど付帯施設の存在、接客レベルの高さ、安心感など多様なメリットがあります。
今回、2回目に紹介する3ホテルは、都心、駅直結など好アクセスのセレクションです。
なお、各施設にドライヤー、ヘア用品は用意されていますが、メイクアップ道具は持参しましょう。 |
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ハイアット リージェンシー 東京 (最寄り駅:西新宿、都庁前)
スパ&ウェルネス「ジュール」
プール、フィットネス、スパの3ゾーンから成るスパ&ウェルネス「ジュール」。とりわけ注目されている「スパ」は06年春に誕生した比較的新しい施設で、27階の高層階から新宿を見下ろせる絶好のロケーションです。
人気のポイントは、立地や商品の質などいろいろありますが、コストパフォーマンスの高さも特筆すべき点。トリートメント(スパ)の利用客は、プールとフィットネスが無料で開放され、トリートメント後には体に優しいスパミールも提供してくれます。さらに、女性客はミストサウナ、腰湯も自由にどうぞ。制限時間もなし、といった具合。余計な出費を気にせず、デイユースをたっぷりと楽しめる空間なのです。
できれば早めに来て、最初にプールとジャクジーを楽しみたいもの。新陳代謝を上げておくと、トリートメントの浸透が高まるメリットもあります。トリートメント後は、リラクゼーションスペースで空を眺める贅沢な時間を。私は午後4時半〜5時過ぎまでリラクゼーションスペースでのんびり過ごしましたが、予想外だったのは新宿の窓の外からかわいらしい鳥たちの鳴き声が聞こえてきたこと。森のようなリゾート気分を味わいました。
*おすすめメニュー 「“ダーマロジカ“ アドバンス サーマルボディセラピー」
90分 3万1500円
まずは、ボディの各部位を丹念に見て、肌の状態を説明してくれる「ボディマッピング」からスタート。この分析をもとにオイルなどを選び、全身の角質除去、温熱シートを使ったボディパックへと進みます。最後は全身トリートメントとクリームで仕上げ。露出が増える前に状態チェック&ケアできます。*ダーマロジカとは、プロ用スキンケア製品の名称です。 |

| おすすめメニューで行なう「ボディマッピング」。体を14に分け、専用ブラシで肌を優しくブラッシングしながら、肌状態や体質を見てくれます。良い点も注意点も、自分では見落としがちな部分がプロの目で分析してもらえるので、今後のケアの参考になります。 |
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| スパエリアにはツインルームを含め8室のトリートメントルームが。施術中はカーテンが引かれ、さらに落ち着いた空間となり、眠りを誘います。 |
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| 女性専用のリラクゼーションスペース。モデルのテーブルに用意されているのは、全施術に付いているスパミール「ジュールプレート」(温かいパン、スープ、ハーブティー、フルーツ入りゼリー)。手前奥の空間にも、各種ハーブティやドライフルーツなどが用意されています。
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| ロフトのようにスパエリア(27階)と階段でつながっている28階にはプールとフィットネス(ウォーキングマシンなど)があります。スパトリートメントの利用客は無料でプールとフィットネスが利用できます。 |
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ロイヤルパーク汐留タワー (最寄り駅=汐留、新橋)
「マンダラ・スパ」
インドネシア・バリ島に本拠地を置き、グアム、サイパンなど太平洋地域をはじめ、世界13カ国に57店舗を展開している「マンダラ・スパ」。海外で体験した方も少なくないのでは?
そのマンダラ・スパとしては珍しい「シティ・スパ」を楽しめるのが、東京・汐留の「ロイヤルパーク汐留タワー」。汐留駅から徒歩1分の好アクセスです。
同ホテルに入店するマンダラ・スパの特徴の一つは、トリートメントだけではなく「ハイドロバス」も自由に利用できること。ハイドロバスとは各種バスの総称で、男女別に「シルクバス」、「クールバス」、「ジェットバス」、「スーパージェットバス」、「リラクゼーションバス」、「ドライサウナ」、「スチームサウナ」で構成されています。トリートメント前に利用すると、その後の施術がより効果的に。
トリートメント利用の場合ならハイドロバスは無料ですが、ハイドロバスのみの利用も可能です(時間によって2625円〜3150円。ホテル会員以外および宿泊客以外は常時5250円)。
またユニークなのは、ギフト券(半年間有効)が用意されていること。気に入ったコースを選び、ちょっと気の利いた体験型の贈り物としていかがでしょう。
*おすすめメニュー「ピュア・インダルジェンス」
140分 3万2550円(女性限定)
@フットバス、Aマンダラ・ボディ・ラップ(またはマンダラ・ボディー・スクラブ)、Bフローラル・バス(またはハーバル・スチーム)、Cティー・セレモニー、Dバリニーズ・マッサージ50分、Eデクレオール・ミニ・フェイシャル30分。なんと6メニューがパッケージされた充実のコース。たっぷり2時間20分の、夢の世界へどうぞ。 |

| スパ利用の前後はリラクゼーションラウンジで。アジアンテイストの大人らしい空間が落ち着きます。 | |

| 2人での利用が希望ならコネクティングルームへ。女性同士はもちろんのこと、カップル利用もOK。東京都は各区の保健所の方針によって、男女の同室が認められたり、認められなかったりと、まちまち。よって、カップルが一緒にトリートメントを受けられる施設は実は貴重なのです。 |
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| これがハイドロバス。おすすめは、「シルクバス」(中央右)です。乳白色に見えるミクロの水泡が、酸素補給と毛穴の老廃物を取り除く役目を果たしてくれます。 |
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| 写真は、オリエンタルなマンダラ・スパらしい「アーユルベーダ・シロダラ」(60分、18,900円)。第三の目にオイルを垂らす時間は20分間。一度は体験してみたいものですね。 |
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