|
坂の町とは聞いていたものの、ここペルージャという町の道のアップダウン、加えて道の蛇崩れ方はすごい。着いてすぐに、近所をお散歩と思い、地図なしで歩いたらえらい目に遭ってしまった。道なりに歩いていたら、どこまで行ってもぐねぐね。他の道に接続している気配もなく、いったい自分がどこに向かっているのだかさっぱりわからない。ようやく他の道に出たと思ったら、そこは全く未知の場所。はて?最悪。仕方なく、ものすごい上り坂を再び戻る。
ペルージャにはペルージャ外国人大学というものがあり、イタリア周辺のヨーロッパ諸国をはじめ、様々な国からイタリア語とイタリア文化を学びに学生がやってくる。私も遅まきながら社会人生活13年後に留学することにしてしまった。今さらなんでと親類一同唖然としていていたれど、思い立ったのが今だったのでそれは仕方ない。
ひょんなことからUNIVERSITA` DI SCIENZE GASTRONOMICHE(直訳すると美食科学大学)というものの存在を知り、それが今年の秋にできるらしいという事で一期生になってみるのは面白そうと受験してみたのだ。もともと食い意地がはっていて、イタリアに本部のあるスローフード協会のメンバーになっていたのだけれど、とうとう行政を巻き込んで大学まで作ることになったというから結構面白いことをやってくれるのではないかと興味津々になってしまったのだ。
イタリアの大学制度はしょっちゅう変わるそうで、今は3年制(一般コース)+2年制(専門コース。院みたいなもの?)になっていて、試験後(試験はインターネット。アクセスナンバーが振られて3時間だけつながるようになっていた)専門コースに来てください、でも3年制の方がよければその旨を伝えてください、というご案内がきた。専門コースの方は3年後に立ち上がると聞いていたのに、ご案内には来年早くに立ち上げるとある。本当かいな、と思いつつ、今のところは決められません、とした。
結局、5月中旬におりる予定だったイタリア政府からの大学の認可は、7月現在今だにおりる様子なし。さすがイタリアと変なところで感心してしまう。もともと社会システムは機能していないようなところだし、おまけにヴァカンスシーズン。本当にこれで今年始まるんだろうか?といった状況で、ひとまずペルージャでイタリア語をちゃんと勉強しようと、6月末にこの町にやってきた。ペルージャのあるウンブリア州はイタリアの中でも美食の州として知られている場所なので、しばらく過ごすのにはいいかなと思ったのだ。
当面の宿としてネットで予約してきた
Baldesca Residenzaというレジデンス(ウィークリーマンションみたいなもの)は、チェントロチェントロ(町の中心中の中心)にあり、冷房つき(ここでは珍しい)ADSL回線あり(これまたここでは相当珍しい)でかなり快適。大聖堂のすぐ裏手なので、鐘の音も聞こえるし、5階の角部屋で、朝夕にはとてもいい風が抜ける。あまりの快適さに延長しようとしたら、8月まで満室とのこと。
当面は、ここに滞在の2週間の間に次のアパートを探すことが最大の課題となりそうだ。(続く)
|