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それいゆインタビュー
じっくり、丁寧にブランドづくりをする人々 女性のプロジェクトチームが作り上げたブランド「ココンシュペール」
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Interview 1
写真左より、神保さん、千葉さん、尾本さん、長沼さん
石川:本日は、クラシエホームプロダクツ株式会社の新しいヘアケアブランド「ココンシュペール」を誕生させた皆さんに、お話を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。まずは、皆さんが担当されている業務について簡単にご紹介いただけますでしょうか?
長沼:私は商品開発を担当しております。コンセプト作りや研究所の担当者との打ち合わせ、パッケージデザインなど、商品に纏わることはすべて関わっています。
尾本:私は、マーケティング部所属です。弊社は、マーケティング部の人間がブランドの全般を管理することになっています。
千葉:横浜にある研究所におります。ヘアケアチーム所属です。商品開発部とともにコンセプトを立案し、それに合わせて商品の中身を設計し試作を行い、商品として実現化するのが、私の仕事です。
神保:宣伝販促担当です。商品にかかわる宣伝をはじめ、販促のすべてを担当しています。

石川:「ココンシュペール」は、研究所、商品開発部、マーケティング部、宣伝販促部、営業部など、さまざまな部署から集まった若手女性社員6名のプロジェクトチームが作り上げたブランドだそうですね?
長沼:通常は、商品開発部がコンセプトを作り、研究所に渡し、という感じで、それぞれの業務が部署毎に完結して次の部署へと流れていくのですが、今回は、この4名に営業部の2名を加えたプロジェクトを発足させ、コンセプト作りからありとあらゆることを全員で進めていくという形で、新発想のブランド作りに取り組みました。
石川:それは、御社においては、初めての試みだと伺いましたが?
尾本:弊社は昨年、商号及びコーポレート商標を「Kracie」に変更しました。それまでは、「ヘルス&ビューティー」のマス市場で良品安価を狙った製品群が売り上げの大半を占めていたのですが、冠変更を機に、「化粧品会社の遺伝子を持った会社」からその技術をもとにした「本当に女性が欲しいと思う新発想のプレミアム・ヘアケアブランドを女性だけのチームで作ってみないか」という提案があり、プロジェクトチームを発足したのです。

石川:それは、社内で注目のプロジェクトだったのではないですか? まさに大抜擢という感じの…。
一同:そうですね。(笑)
石川:任命されたときは、やはり嬉しかったですか?
長沼:実は、最初はあまりピンと来なかったんです。でもプロジェクトが進むにつれて、自分たちが本当に作りたいものを商品化していく喜びを、心から感じることができるようになりました。
尾本:与えられたミッションは「付加価値の高いかつユニークなヘアケアブランドをを投入することで、クラシエホームプロダクツの成長戦略の一助とする」ということ。大枠だけ与えられ、「本当に女性が欲しいものは何だろう?」というゼロからのスタートを切ることができたと思います。
石川:なぜ自分たちが選ばれたと思いますか?
長沼:私は、商品に対する思いや愛情が上司に評価されたからかなあと思っています。

Interview 1 女性が本当に欲しいものをみつめて。

石川:「本当に女性が欲しいもの」という視点から生まれた「ココンシュペール」について、まずはコンセプトから伺いたいと思います。
尾本:弊社は元々、レシェというブランドを持っており、これは「髪の専門研究から生まれた髪密度ケア」というブランドコンセプトのダメージヘア対応のヘアケアシリーズになっています。こういった既存の資産を引き継ぎつつ、さらに究極のダメージケアというか、ダメージヘアに悩む女性の駆け込み寺のような存在になれればという思いが、まずはありました。
長沼:さらに、ダメージ補修だけでなく、髪の動きという点にもこだわりました。現在のトレンドとして、髪に動きを出したい、なめらかでありながらふんわりさせたいという女性は多いと思います。実際、私たち自身も、あまりベタベタさせたくない、という気持ちを持っていましたし…。究極のダメージケアと、髪の動きという2点にこだわって作り上げたのが「ココンシュペール」です。

石川:「ココンシュペール」のターゲットは?
長沼:20代後半から30代の、お仕事をバリバリしていて、自己投資を惜しまない、意識の高い女性に使っていただきたいです。特に、髪の表情にこだわりを持っている女性にお勧めです。
石川:ラインナップとしては、全部で8アイテムですね。このヘアマスクというのは?
千葉:トリートメントと同様の使い方をしますが、さらに効果感に優れた商品です。この価格帯のヘアケア商品を使用している女性の約8割が、毎日のシャンプー後にコンディショナーでなくトリートメントを使っているというデータに基づき、こういったラインナップになっています。
石川:「ココンシュペール」には、ピンクとパープルと2タイプあるのですか?
長沼:ピンクは「エアリーブルーム」。さらさら揺らめく、空気感があるような仕上がりを得ることができます。パープルのほうは、よりなめらかでまとまり感があるように仕上がるタイプで「スリーク&リッチ」といいます。両方ともダメージを内側から補修し、髪に動きを出すという点は相違ありません。
石川:この「髪の導入美容液」という商品は、ヘアケア市場初だとか?
長沼:シャンプー後のタオルドライした髪に付けるだけでダメージ毛の深部へぐんぐん浸透し、密度の高いベース髪を作り上げ持続させる新発想の洗い流さないトリートメントです。また、その後に使うトリートメントの浸透を促進する髪のベースを作り上げます。これは、普段お使いのシャンプー、ヘアマスク、洗い流さないトリートメントなどと合わせて使っていただいても効果が得られます。
石川:その効果を実感できるのは、使い始めてどのくらい経ったときなのですか?
尾本:翌朝には、違いを感じてもらえると思います。お風呂から上がったときの良い手触り感が、翌朝まで持続しますので。
石川:そういった効果を実現させている技術や成分について、ご説明いただけますか?
千葉:「ココンシュペール」は、二つの特徴成分を配合しています。ひとつは、髪の内部のダメージを補修して髪自体を強くする「セリシン アイディ コンプレックス」という成分です。この中の「セリシン」は、まゆ玉の糸を接着している天然のたんぱく質で、紡績会社を前身とする弊社が長年に渡って研究を行い、そのメカニズムを発見したものです。もう一つはキューティクルを引き締める成分であるキューティクルフィクサーEXです。これらを両方合わせて、内からも外からも髪を綺麗にしているのが「ココンシュペール」です。
石川:「ココンシュペール」の研究に携わっている方は、何名くらいいらっしゃるのですか?
千葉:10名くらいです。基本的に女性がメインとなり、男性はオブザーバーという形で協力してもらっています。

石川:パッケージについても、女性がターゲットだと大変重要だと思うのですが、このシャンプーは、少し珍しい形ですね。
長沼:意識したのは、お風呂場に置いたときに幸せな気分になれるような高級感や女性らしさ、それと、髪に効くというサイエンス感です。
石川:「今回商品名やキャッチコピーはどのように決定されたのですか?」
尾本:今回商品に関わる全てのネーミング、キャッチコピーはゼロから自分達で考えました。試行錯誤の連続でかなり時間がかかりました。伝えたいニュアンスと言葉がうまくマッチしなかったり、出てきたとしてもすでに他社が使っていたりして・・・。
長沼:英語やフランス語の辞書をひたすら引き続けましたね。一緒に寝てしまったことも・・・。
石川:「ココンシュペール」は、とても良い香りがすると思うのですが?
長沼:フェアリーホワイトブーケの香りです。結婚式を迎えた花嫁をイメージしています。
尾本:お風呂場の中で幸せな気分になれるように、かつ、あまり特徴がありすぎないように気をつけました。
石川:最近、天然成分を配合したヘアケア商品が市場には多いようですが、こういう幸福な香りはしないんですよね。
尾本:この香りは男性にも評判がいいんですよ。ある社員が旦那様から「最近、いい香りだね」と言われたと喜んでいました。

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