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それいゆインタビュー
それいゆ会員 INTERVIEW ひまわりの花咲くころ
駒場 美紀さん (Miki Komaba) 駒場 美紀さん
IT関連の会社に勤務して12年目という駒場美紀さん。営業やバイヤーなど第一線で活躍、プライベートでは結婚、出産という人生の節目を越えて、現在は会社の抱える受注センターの責任者を務めている。子育てと部下の育成というふたつの「育」に奮闘中の駒場さんに、お話を伺った。
51対49のバランスで

 出産後の育児休暇を終え、駒場さんが職場に復帰したのは、3年半ほど前のこと。「復帰する前提で休暇に入っても、出産後に気持ちが変わって退職してしまう女性もたくさん見てきた」という駒場さんだが、本人は「仕事を辞めて育児に専念しようと思ったことは一度もない」とズバリ。
 「人によって違うとは思いますが・・・。仕事をしていることによって得られる世界がたくさんあるような気がします。何よりも私は、復帰して楽しかったんです。やっぱり仕事が好きなんだなあと思いました」と語る。
 とはいえ、仕事と育児の両立は、楽しいことばかりではない。女性も含め、終電で帰るのが当たり前という職場であれば、なおさらだろう。「今は協力的」だというご主人が、当初、自分が保育園へお迎えにいくことがある事態に躊躇したというのも、無理はない。
 そんな時ふと目にしたのが、蟹瀬令子氏のセミナー(「妻として母として社長として」転機の乗り切り方・チャンスの活かし方)の案内だ。駒場さんは、このセミナーが今でも一番印象に残っているのだという。
「仕事と家庭のバランスを、自分とパートナーで51対49のどちらを持つか決め、毎年見直す・・・というお話を聞いて、自分の中の漠然とした不安が払拭された感じがしました。それまで、こういった話をオフラインで聞いたことがなかったので・・・」
 この話、50対50でないところが、ミソである。
 「自分として今はどっちに注力しているのかということを決めておいたほうが、やりやすいように思います。どうしてもどちらかを選ばなければならなくなったとき、優先順位をあらかじめつけておいたほうが、迷わずにすむのではないでしょうか。それを年によって変えるというところが蟹瀬さんの凄いところだなと思いました」

人を育てる職に就いて

 駒場さんは現在、派遣社員、契約社員、アルバイトなどさまざまな条件で働く部下を、10名以上抱えるチーフとして働いている。それまで後輩を指導した程度の経験しかなく、最初はかなり難しい面もあったそうだが、メンバーとの距離を少しずつ埋めていき、最近はようやく手ごたえが感じられるようになったという。
 部下を育成するという立場に就いたことで、仕事に対する考え方が大きく変わったと語る駒場さん。
「以前は、自分ががんばること、自分が評価されることばかりに、一生懸命だったんですが・・・。メンバーの成長・育成を考えるようになり、かつ、長期的に物事を見るようになりました。それともうひとつ、それまではラインでがんばっている人が会社を支えているんだというような気負いがあったのですが、実際は裏で働いてくれている人に助けられて表に立っていたんだということがわかってきて・・・。自分だけでなく、みんなが気持ちよく働いていけるような会社になればいいなと、考えるようになりました」
 誰もが働きやすい職場を作るべく、駒場さんがすでに実践していることがある。それは、これから育児休暇を取ろうとしている人や、復帰して育児と両立しながら働いている女性たちが集う、月に一度のランチだ。
 「部署もフロアも全然違う、話したこともない人をナンパして始めました。ちょっと怪しいですけど・・・」と笑う駒場さんだが、その成果は、「仕事を辞めようと思っていたけど、がんばれるかもと思い直した」という参加者の言葉が物語っている。
 「先々のことはわからない。だからこそ、今自分にできることを一生懸命やっていきたい。私の場合、まずは同じ立場の人の支援かなと思っています」

ふたつの「育」の相乗効果

 駒場さんの仕事に対する考え方が変わったのは、母となったことも大きな一因だという。
「子供には答えを教えてあげてもしょうがないと思うんです。何でもやってあげるのではなく、自分でみつけられるように導いてあげるのが親の役割。そういう視点が、子供を持ったことで生まれたように思います」と語る。

 親としての子育てと、チーフとしての部下の育成。与える知識や情報は異なるが、共通点は多い。「自分だけでなく他の人も」という考え方、「先のことはわからない。だからこそ、長期的に物事を捉えていこう」とする姿勢、「働きやすい、生きやすい環境」を作ること・・・。
 駒場さんは、このふたつの「育」に対し、見事に相乗効果を生み出している。

コラム

◎『それいゆ』以外に参加しているコミュニティ
ムギ畑

明るく働き続けることを目指すワーキングマザーおよびその予備軍が集うサイトです。働くママの知り合いがたくさん増え、膨大な過去の記事とリアルタイムの掲示板に何度も助けられました。オン、オフともにクラブ活動も充実していて、今年のお正月に総勢60名でスキーに行きました。お薦めのコミュニティです。

◎自分を磨くために日頃努力していること
=バレエのレッスンに通うこと

スポーツクラブ内のクラスに通って、1年くらいになります。娘に習わせようと思っていろいろと調べているうちに、ふと「もしかして自分がやりたかったのかな」と気づき、始めてしまいました。この5月から娘もバレエ教室に入ったので、将来的には二人の共通の趣味になればいいなと思っています。

◎私のお薦めの旅先
=モルディブ

ホテルが1件あるだけの小さな島で過ごす時間は至福のときです。子連れで2回行っているのですが、安全ですし・・・。もちろんダイビングもします。夫婦交代で潜ったり、何本かはシッターさんを頼んで夫婦一緒に楽しんだり・・・。特にホテル(ヒルトン)からボートで10分のポイント、マディバルがお薦め!温暖化が進むと島は水没してしまうかもしれないそうで、そうならないよう環境保護にも関心を持っています。


編集後記

「女優の小雪さんに似ているって言われません?」との質問に「何度も言われました」とのお答え。昨年秋から半年かけてダイエットに取り組み、学生時代の体重に戻されたそうで、身長の高さと相まって、スタイルもそっくりです。その上、カメラのファインダー越しだと余計似ていらっしゃって、ちょっとした感動でした!
小雪さんと言えば、つい最近「君はペット」というドラマが再放送されていましたね。あのドラマは、久々に私の中ではヒットでした。

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