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それいゆインタビュー
それいゆ会員 INTERVIEW ひまわりの花咲くころ
増田 由紀さん (Yuki Masuda) 増田 由紀さん
パソコン教室の講師として、また経営者として、そして妻、母として忙しい毎日を送る増田由紀さん。1999年に開いた「パソナコンじゅく新浦安教室」と、新しいビジネスとして始めた英会話サロン「サロン・ド・イングリッシュ」を、ご主人と二人三脚で運営している。増田さんは最近特に経営者としての立場を意識することが多くなったのだという。
影で支える妻のはずが…

 「一生サラリーマンの妻でいるとは思わないでください」。出会って2回目のデートの時に、ご主人からこう切り出されたという増田さん。結婚の意思確認よりも先に言われたこの言葉がその後の人生を暗示していたとは、知る由もなかっただろう。その約1年後に妻となったときも、「この人はいずれ独立するのだろう。私は夫を影で支える妻として経理でもやっていくんだろうな」程度にしか考えず、自分が経営者になるとは夢にも思っていなかったという。
 「パソコン教室のフランチャイズを募集しているということを知った夫から『行ってみてくれないか』と言われたときも、とりあえず研修を受けて、教室を開くための資格を取るところまでやれば、後は夫が引き継いでくれるだろうと思っていたんです。まさか自分も一緒にやることになるなんて・・・! 私がやりたくて始めたビジネスを夫がサポートしてくれているように見られることが多いんですが、本当は逆なんですよ」
 いわば、ご主人に上手くはめられたとも言える形で始めた教室は、パソコンブームと時期が重なった幸運にも恵まれ、当初から80名以上の生徒を集客できたという。結婚前から継続していた編集者としての仕事と教室の運営や講師を掛け持ちしていた起業当時のことを、増田さんは「宇宙遊泳中に次から次へと飛んでくる隕石を跳ね除けるような毎日だった」と振り返っている。

簡単にあきらめない

 教室を開いて半年後、ご主人が勤め先を退社。それからは二人で教室を運営し、今では10名以上のインストラクターを雇用するほどに大きくなっている。さらに1年半ほど前からは英会話サロンの経営にも乗り出し、今後は株式会社化も視野に入れているとのこと。
 「私って、目の前にやらなければならないことがあると、集中力を発揮して頑張れるタイプなんです。少しぐらい上手くいかないことがあっても、簡単にあきらめないですし・・・。『これだけやったのに無理だったんだから、仕方がないな』と思えるようになるまで、忍耐強く、努力しますね」
 増田さんは「簡単にあきらめない」、「平常心を保つ」、「誰に対しても裏表なく誠実に接する」という3つを日頃から努力して心がけていると語る。その努力の結果として、今の成功があるのは言うまでもないことだ。だが増田さんは「ただ・・・」と言葉をつなげた。「ある目標を達成したあとに、次の目標を見つけるまでの期間が、何となく悶々としますね」。
 「世の中には自分が何を好きなのかをはっきりと自覚して、それを仕事にしている人も多いと思います。でも私の場合、接客は苦手だと思っていたし、パソコンを教えることが凄く好きだからという理由で教室を始めたわけではないんです。私が好きなものって何だろう? 次の目標は何だろう? その問いに対して明確な答えを持てるようになるのが、今の目標・・・という状態にあると思います」

与えられた役割を果たす

 増田さんは最近「すべてはありがとうから始まる」、「一生懸命って素敵なこと」という2冊の本を読んだ。いずれもダイエーの林文子会長の著書だ。
 「林会長は、書籍のタイトルが示すように、目の前のことを一生懸命、真面目に、そして素直にやって、道を切り開いてきた方なんです。本を読んで、その姿勢に共感しました。私も決して経営者になることを目標にしていたわけではないですが、私がやるしかないという気持ちで精一杯やってきたので・・・」
 「好きなことを仕事にできている人は幸せですよね。でもそういう考え方だけではなく、与えられた役割を果たすという生き方もあるのではないかと思うんです。今の私の場合、それは経営者としての役割。その役割を最大限の力で精一杯こなすことが大切なのではないかと・・・。そのためには経営者として進路を示すことが必要。そしてその進路と自分の好きなことを如何に融合させるか、それが今の私のテーマです」
 会社を「乗りかかった船みたいなもの」と喩えた増田さんが舵を取り、ご主人が参謀役を務めるその「船」は、今、次に進むべき航路を模索中だ。エンジンを全開にして海原を駆け抜けるその先には何があるのか。インタビューが終わると増田さんは、「このインタビューを、自分の気持ちを見つめなおす機会に使おうと思っていました」と笑った。

コラム

◎オンラインショップのご紹介
8月にオープンしたパールとパワーストーンのオンラインショップ「 Happy Angel」。『それいゆ』会員の森永のり子さん、鳥海麻里子 さんと共同で立ち上げ(森永さんは 「パソナコンじゅく新浦安教室」の生徒さんでもある)、増田さんの会社が販売部門を担当している。

◎私のお薦めのホテル
「ザ・ブセナテラス」

いつもサービスを提供する側にいるので、余暇を過ごす時は逆に丁寧なサービスを受けたいという願望があります。たとえば定評のあるホテルでゆっくりと過ごしてリフレッシュしたり・・・。中でも沖縄のザ・ブセナテラスは、本当に行き届いた良いホテルです。評判が高いということで、かなり期待して行ったのですが、その期待が裏切られることなく、「本当によかった。聞いていた以上のホテルだった」と思わせてくれました。

◎今、最も夢中になっていること
=わずかな時間でも子供と接すること

9月で3歳になる息子がいます。仕事が忙しく、一緒にいる時間がなかなか取れないのですが、子供というよりひとりの人間として接するように心がけています。「男の子はかわいい」とよく言いますが、本当にそうですね。前世は恋人同士だったかもなんて思っちゃうんですよ。

◎私のお気に入り=着物
幾重にも巻かれて、自分がラッピングされている感じが気に入っています。祖母の影響もあって小さい頃から好きだったようで、幼いころ初めて着物を着たときに「気持ちいい〜」と言ったのだそうです。本当は毎日でも着たいくらいなのですが、なかなか機会も時間もなくて・・・。でも、着物と帯を合わせて眺めているだけでも、洋服ではありえないような柄の組み合わせがあったりして楽しいです。


編集後記

「ご主人と二人でビジネスという形は今後も変わらないですか?」という質問には、「変わらないです」という即答が・・・。一日中一緒にいる毎日でも、喧嘩は全くと言っていいほどしないのだそうです。
私は夫と一緒に仕事は無理だろうなあ・・・きっと・・・。

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