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それいゆインタビュー
それいゆ会員 INTERVIEW ひまわりの花咲くころ
大野 幸さん (Yuki Ono) 大野 幸さん
総合人材サービス会社の企画部門で募集広告業務に従事する大野 幸さん。今、最も夢中になっていることは「正直なところ、仕事です」という言葉が示すように、終電ぎりぎりの残業も休日出勤も決して珍しくはないという日々を送っている。大野さんをそこまで打ち込ませる理由は何なのか、お話を伺った。
ビジネスとしての仕事を求めて転職

 大野さんが現在の会社に転職したのは、6年ほど前のこと。当時は、新卒で入社した大手流通企業の企画職を半年で飛び出して小さな出版社に勤務、夢だった美術雑誌の企画・編集に携わっていた。大学で美術史学を専攻していた大野さんにとって、それは「自由に好きなことをやらせてもらえる」仕事だったという。にも関わらず、出版社に退職願を提出して今の会社に転職した理由を、「きちんとビジネスを学びたかったから」と振り返る。
 「仕事が生まれていく必然性とか、そこでの人と人とのかかわり、ものやお金の動きなどを含めて、ビジネスの流れといったものをきちんと理解しておかないと、社会に通用しない人間になってしまうのでは…と思ったんです」
 出版社時代に出会ったある女性画家との仕事も、大野さんに大きな影響を与えた。海外在住のその女性画家が描く絵にインスピレーションを感じた大野さんは、まさしく「セレンディピティ」に導かれ、彼女のプロモーションに関わることになる。貧しい国々の子どもたちに絵本を創って贈る活動を手伝ったり、展覧会を企画したり、取材のアレンジを行ったりする中で、その仕事に魅力を感じつつも、大野さんの気持ちは転職に向かったという。
 「私がビジネスを知らないひよっ子だったために、単なる彼女のサポーターのようになってしまったんです。彼女のビジネスパートナーとしてきちんと機能するためには、もっと幅広い視野をもって、様々な経験を積み、勉強しなければと思いました」

世の中のニーズに応えるのが仕事

 現在の大野さんの仕事は、数値と向き合うことで市場動向やそこでのニーズを捉え、ビジネスに繋げていくことだ。ある意味では「以前の仕事と全く対極にある仕事、働き方をしている」という。
 「でも、世の中の人が何を求めているのかを探り出し、それに応えていくという点では、人材ビジネスでもアートでも同じだと思うんです。アートの場合は共感者を探すと言ったほうがいいかも知れませんが…。どんな仕事でも、自分の携わっている事柄の奥にあるものは共通しているような気がします。そこが見えるようになって初めて、心から仕事っておもしろいと思えるようになりました」
 仕事の真の面白さ、楽しさを知った大野さんは「しばらくは今の仕事に打ち込みたい」とのこと。
 「中途半端ではやっていけないなあと思って、腹を括っています(笑)。やりたいことや将来の夢もあるのですが、一本気な性格なので・・・。今の自分にできる精一杯をやりきってから次のことにチャレンジしたいと思っているんです」
 その気持ちの表れだろう。大野さんは今、「CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)」の資格取得に取り組み、つい先日一次試験に合格したばかり。(CDAは、日本国内でキャリアカウンセリングを行う実務家のための認定資格で、2000年6月より資格認定がスタート、現在では厚生労働省のキャリア形成促進助成金指定試験にも認定されている。)
 大野さんは、CDAの資格取得に取り組んだ理由について、「せっかくこの業界にいるのであれば、必要とされる人間であり続けたいので…」と語る。
 「私、仕事においては究極の寂しがり屋なのかも知れません。誰かに必要とされていないと寂しく感じてしまうんです」

自分探しを楽しんで生きていきたい

 自分を「寂しがり屋」と称した大野さんはさらに「仕事って、自分が必要とされる場所であるとともに、自分のバランスを保つための場所、勉強させてもらえる場所だと思っています」と続けた。
 「仕事を通じて本当にいろいろなことを勉強させてもらって、とても有難いと思っています。そしてもっと違う自分や未見の可能性を、楽しみながら探し続けていきたい」

 「生涯、そういった意味での自分探しを真剣に意識し続けられる人が、素敵になれる人なのかな、と思っています」という大野さんに、その理由を聞いてみた。
 「自分の可能性を新たに見い出したり成長したりすることで、人との接し方が変わってくると思うんです。自分に自信を持つことで強くなれると思いますから…。人に対して優しく声をかけたり、色々な気持ちに気付いてあげたり、助けてあげたりするには、自分がしっかり立っていないとできない。やっぱり強くなければ優しくできないと思うんですよね」

コラム

◎私のお薦めイベント
=藤田理麻絵画展 〜ワンダーガーデン〜&絵本『老犬と仔ウサギの物語』出版記念チャリティイベント

NY在住の画家 藤田理麻さんは、ハートフルなメッセージ溢れるとても素敵な女性です。チャリティイベントなので、お時間のある方はぜひ足を運んでみてください。

◎私のお薦めドライブコース
=強羅の「花壇」と「楽遊壽林自然館」

かの有名な「強羅花壇」が経営する懐石料理「花壇」では、本格的な懐石料理を比較的お手ごろな価格でいただくことができます。帰りには「楽遊壽林自然館」という日帰り温泉へ。自然の中にある、緑溢れる露天風呂を楽しめます。箱根へのドライブは渋滞が付き物ですが、仕事が忙しい私たち夫婦にとっては、貴重なお話タイムになっています。

◎私のストレス発散方法
=行きつけのエステサロンでのマッサージ

JURLIQUEというエステサロンに、4年ほど通っています。お気に入りの理由は、ナチュラル素材の化粧品と、とても素敵な女性がスタッフとして働いていらっしゃること。彼女は言うなれば私のカウンセラーで、月に2回くらい、お話をいろいろ聞いてもらいながらマッサージしてもらっています。


編集後記

今回のインタビュー場所として、大野さんは東京プリンスホテルパークタワーのロビーラウンジをセレクトしてくださいました。窓際の席からは、夜景の中に輝く東京タワーが…!様々な思い出が頭を過ぎります。デートというと東京タワーしか連れていってくれなかったあの人は、今頃どうしているかしら? 今度はぜひ33階にあるスカイラウンジに行ってみたいなぁ…。

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