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それいゆインタビュー
それいゆ会員 INTERVIEW ひまわりの花咲くころ
瀬戸川 礼子さん (Reiko Setogawa) 瀬戸川 礼子さん
始めて就いた仕事は、子供の頃から夢見ていたエレクトーン講師だった。その後1年間の語学留学を経て携わった雑誌の編集という仕事は、「書くことが好き。好きなことを仕事にしたい」という思いを実現させてくれた。 瀬戸川さんは言う。「努力すれば、必ず目標に辿りつける。夢をかなえられる」と…。  そして今、瀬戸川さんは新たな夢に向かって努力を重ね、歩み続けている。
肩書きに秘められた思い

  「週刊ホテルレストラン」の副編集長を務めていた瀬戸川さんは、約7年間のサラリーマン生活にピリオドを打って2000年に独立。現在はホテル・旅館業界をメインに「サービス」という切り口で様々な企業・人物を取材し、新聞・雑誌の記事や書籍の執筆、ネット番組出演、講演などを行なっている。幅広く活躍するその名刺には「ジャーナリスト」と記載してあり、瀬戸川さんはこの肩書きについて、自分をひっぱりあげる意味も含めてあえてそう名乗っているのだと語る。
 「単に取材して書くだけではなく自分で企画を考えて提案し、主体的に仕事に取り組んでいきたいと思っています。ジャーナリストと名乗るのは少しおこがましい気もしますが、自分がそこに追いつきたいという気持ちのほうが大きいですね」
 独立後も着実に活躍の場が拡がっているのは、この「常に上を目指して努力する姿勢」がもたらした結果に相違ないだろう。「新しい企画を生み出す」ということについて語る、瀬戸川さんの言葉からもそれは明らかだ。
 「アイディアがある日突然浮かぶなんてことは、絶対にありません。日々の積み重ねと熟考。考えて考えて考え続けて、そうした行為へのご褒美としてひらめきが与えられるのだと思います」

等身大の自分が書いた初の著作本

 その「ご褒美」のひとつとも言える、瀬戸川さんの初著作本が2005年3月に出版された。「グレートスモールカンパニー(現代書林)」。「行列のできる工務店」として各方面から注目されている「近代ホーム」の社長、松本 祐氏への約1週間に及ぶインタビューを瀬戸川さんの視点でまとめた本だ。その中には瀬戸川さんの経験談や考え方などが随所に散りばめられており、著者の感情を表に出さずに淡々と書かれることが多い一般的なインタビュー本とは若干異なる趣を醸し出している。
 「自分がまだまだ未熟な人間であるということを素直にさらけ出して書いたほうが、読者の方と一体感が生まれるのではないかと思ったんです。インタビューの相手だけでなく自分も裸にならなければ卑怯だなという思いもありましたし…。その分、かなり自分自身と対峙しましたけどね」
 松本氏からは、雑誌のインタビューで始めて近代ホームを訪れたその日に、書籍執筆の依頼があった。「あなたに出会って任せたいと思った。あなたが書くことに意味があるのだから、好きなように書けばいい」という氏の言葉があったからこそ、瀬戸川さんも自分をさらけ出すことができたのだろう。
 だが、一見奇跡的とも思える松本氏との出会いも、決して偶然の産物ではない。そもそもこの出会いをもたらした雑誌の連載は、瀬戸川さんが提案し、実現した企画なのである。
 瀬戸川さんは「グレートスモールカンパニー」の最終ページに、次のように記している。
 『すべての事象は、自分でまいた種であると松本は言っていた。とすれば、これまでの私の軌跡に松本との出会いを得るための種まきがあったということであり、出会いの花を咲かせてくれたこれまでの出来事、そして人々に心から感謝したい思いである』

新しい夢に向かって

 瀬戸川さんは松本氏へのインタビューを重ね、その言葉を1冊の本としてまとめていくうちに「何か」を見出すことができたという。そしてその「何か」を「方位磁石」にして今後の人生を歩んでいくと、最後に語っている。
 瀬戸川さんは、その歩みの先に何を見ているのだろうか?
 「成長していきたい」
 仕事に限らず、人として生きるという観点で常に瀬戸川さんが意識していることだ。内面的な強さを身に付け、「自分さえよければOK」といったような考えを捨てて、もっと他人に優しくできるようになりたい。そのためには、成長の糧となるような仕事を能動的に、積極的にやっていこう。
 「書くことは、私の表現方法のひとつです。私が表現したこと、作り出したことを見たり読んだりした人が、何かヒントを見つけたり勇気を持ったりしてくれたら、書き手として冥利に尽きることです」
 さらに瀬戸川さんは、将来的に「人を育てるようなことにも関わってみたい」のだという。
 「人を育てるってとても尊いことだと思っています。そして他人の成長に手をお貸しすることで、私自身の生きている価値、存在価値を今より感じられるのではないかと…。具体的な方法はまだわかりませんけれど」
 自分をここまで育ててくれた社会へ恩返しする意味でも、「方位磁石」を探そうとしている誰かをサポートできる存在になれたら。そんな瀬戸川さんの夢が実現する日も、そう遠くないに違いない。
コラム

◎瀬戸川さんが出演中の番組
「人・旅・ふたたび」

インターネット上に公開されているYahoo!BBの動画番組。
「数人でチームを組んで番組作りに臨んでいます。フリーになってからずっと一人で活動してきたので、チームで動く楽しさや素晴しさを実感しているところです。スタッフの皆さんとは、ず〜っと続けていきたい企画だねと盛り上がっています」

◎瀬戸川さんの2作目の著作本
「この18社に見つけた! 顧客満足を生み出す仕組み」

同友館より12月中旬発売予定。宿泊業界の専門誌「月刊ホテル旅館」で2年間に渡り連載された「[異業種研究]CS向上ナビゲーション」をベースに、18の企業を再取材してまとめた本。この連載企画の中の1社が「近代ホーム」だった。

◎私が今夢中になっているもの
=スポーツクラブのジムトレーニング

「最初は夫と共通の趣味でも持とうかなと思って通い始めたのですが、私のほうがはまってしまって。努力した分、体も反応してくれるので『身体のしまりは心のしまり』と自分に言い聞かせてトレーニングしています」


編集後記

子供の頃から日記や手紙を書くのが好きだったという瀬戸川さんは、10代最後の日(20歳の誕生日の前日)に10年後の自分宛に手紙を書いたそうです。20代最後の日も同様にし、そして今後も10年ごとに10年後の自分に手紙を送るのだとか…。素敵ですね〜。
将来、その手紙と実際の姿を1冊の本にまとめてくださる日を楽しみにしていま〜す!

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