石川:今、それいゆでは、自分自身のキャリアを高めるだけでなく、人のために何か役に立てることを意識することを大切にしたいと思っています。そこで、本日は中谷さんから、「人のために尽くせる人になるためには」というテーマで、働く女性たちにメッセージを頂きたいと思います。
中谷:「人のために何かをする」ってなると、ボランティアとか、身体の不自由な人のためとか、何か特別なことをしなければいけないと考えてしまいがちです。だけど、そんなに身構える必要はないんだよね。「何かを始めなきゃ」ではなく、今までも必ずやっていることがあるはずです。そのことに自分で気づくことが重要。そのためにはまず、メリットを探し求める旅を卒業すること。
石川:メリットを探し求める旅とは?
中谷:たとえば、知識を身に着けて仕事に生かすための10代の勉強。経験を積んで将来に備えるための20代の仕事。それらは常に「何のため」というメリットを前提にしていたわけです。それは逆に言えば「この行動にどんな意味があるのだろう?」っていう壁にぶつかることにつながってしまう。これをやる意味がわからない、やりがいがない、生きがいが見つからない、他に何かあるはずなのに自分の方向性が、夢が見つからない。
そもそも「何のため」を考えないのが夢なのに、メリットのあることから探しているから、なかなか見つけられないという状態に陥ってしまう。
石川:私も仕事柄、色々な女性たちと会う機会が多いのですが、「自分の軸となるものが、なかなか見つからない」という相談を受けることが、あります。
中谷:仕事に就いて10年20年経った頃って、誰もが自分の軸を探し始める時期なんだよね。それを探す方法のひとつが、仕事とは関係なく習い事をすること。そしてもうひとつ自分の軸を探す方法として、誰かのために仕事をしてみる。誰かを助ける、誰かを応援するということがある。自分の軸を探すためではなく、自分の好きな人、大切な人のために何かをしてあげると、結果として、自分はこういうことが好きだとわかる。これを大切にしていて、これにこだわって生きているんだなってことがわかってくると思います。
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