女性の社会貢献・魅力的な自分づくりを応援する それいゆ
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それいゆインタビュー
人のために役に立てる自分になるために 作家・中谷彰宏氏に聞く。
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Interview 3 逃げないこと

中谷:たとえば、電車に乗り合わせた人が「ハンカチが落ちていますよ。これ、違いますか?」と席を立つ女性に声をかけたとします。「ありがとうございます。」って言われるのはすごく気持ちいいよね。そういう光景を見て、いいなと思ったら、まねをしてみる。 昨日もあったのは映画を見に行ったら、座席指定なんだけど、先に誰か座ってたんだ。こういう時はね、サービス業の基本でお客さん同士が言わずに、映画館のスタッフに確認してもらうのがいいね。その人は、一列間違えていたんだけど、「すみません」と言って、後ろの席に座り、僕が座った時に「すみませんでした」って声をかけてくれた。このもう一度「すみませんでした」っていう言葉をかけてくれるっていうのは、すごくいい人だなって思うよね。そうすると、今度同じことが逆の立場で自分がしてしまったら、「この声はかけておいた方が、気持ちいいな」っていうのはあるよね。間違っていることが気持ち悪いんじゃなくて、無言で移動して、無言で座るみたいなことになると、重苦しい空気でイヤだよね。だけど、「すみません」って言われれば、「とんでもない」って笑顔で返せるよね。
石川:もしも、「何で、この席に座っているんだ!」て怒鳴っちゃうと、お互い気まずくなるし、その後の映画も楽しめなくなっちゃいますね。自分の対応次第で、ハッピーにもなれば、不愉快でその後の映画がつまらなくなってしまったり・・・。
中谷:こうすると不愉快なほうへ、気持ち悪い方へ展開していくぞっていう方には、寄らないようにしている。自分がサービス精神を発揮すると誰がハッピーになるかって、結果として自分自身がハッピーになるってことだよね。だから自分が何かをしてほしいことは、誰かにしてあげるといい。 恋愛においても、そうです。相手から言われたい言葉っていうのがあったら、自分が相手に言ってあげればいいんだよ。どういう風に言えば相手は喜ぶんですかって、それは、自分が言われたら嬉しいことをただ言ってあげればいいだけだから、自分の中に答えは持っているわけだよね。 前に言われて嬉しかったっていう言葉を、どんどん使うようにすればいいだけです。 誰も言ってくれないっていうのは、自分は言っていなかったりするよね。
石川:仲の良い友達や、恋人とか、気持ちがそちらに向いている時には比較的言いやすくても、なんとなくギクシャクしている人とか、どうも合わないっていう人の場合に、優しい言葉を掛けてるのは、照れがあったり、変なプライドが邪魔をしたりしてしまいがちですが、そんな苦手な人には、どう接したら良いでしょうか?
中谷:逃げないことです。逃げると余計にやりにくくなってしまうからね。挨拶が一番の基本なんだけど、挨拶しても返してくれない人っているよね。相手もまだ壁を越えられない。挨拶しても返してくれないから、自分もするのやめたとなると、ますます相手もしなくなるし、会いそうになったら、その道を通るのをやめるようになったり、気づかないフリをしたり。そうするとますます溝ができてしまって、自分の中では不快な感じが起こり始めるんだよね。
石川:非常に陥りやすいパターンですね。
中谷:でもね、ここで相手が挨拶できないのは、相手が頑張ってその照れくささの壁を乗り越えようとしているんだっていうふうに解釈してあげることです。自分は相手がするまで、挨拶しようと決めてみる。そうするとね、微妙に、今、挨拶しなかったけど、ちょっとしようとしたよねって、今、ちょっと口が動いたよね、というのがわかるようになる。その微妙なところが余裕を持って見れるようになると、とりあえず100回挨拶してみようって考えられるようになるんだよね。
石川:何で挨拶しないのよ?って責めてしまったり、自分の思い通りにいかないと、相手を攻撃してしまいがちですが。
中谷:自分が何か人のためにやって、相手が何も返さなかったとして、せっかくやってあげたのに何も返さなかったって言ったら、どう?それはメリットで生きていくことになっちゃうので、相手もなんかしようとしたけど、できなかっただけだね。そう考えられることが大事だよね。

Interview 4 力の抜き加減を教えてくれる人を持とう

石川:私が「それいゆ」を立ち上げてから、今年5月に4周年を迎え、お蔭様で5年目に入りました。「あなたは何のためにやっているの?」「儲かりそうもないけど、趣味でやっているの?」と聞かれることが多いです。
中谷:「この会の目的は何ですか?」「石川さんは何のために頑張っているのですか?」っていう質問をよくされると思うんだよね。でも、きっかけはあったとしても、人が納得するような理由なんてなくたっていいんだよね。「ただ好きだから」それでいいと思うよ。「何のため?」というのが見えないと、今度は「趣味なんですね」と極端に振れてしまうんだね。
石川:他人にどう言われようと自分がしっかりしていれば、共鳴してくれる人が増えて、社会に影響を与えられるのではないかと考えてはいます。でも5年目を迎え、今まで通りではいけない、もっと期待に応えられる「それいゆ」でありたいという気持ちもますます大きくなっています。
中谷:「それいゆ」に集まってきている人は、石川さんに期待して集まってきているのだろうから、頼られる側の責任はあるだろうね。そういう人たちに、夢や元気を与え続けていかなければならない。でも一方で大切なことは、集まってきている人が求める「石川さん像」に振り回されないこと。サービス精神があればあるほど、それに応えてしまって、結果、本来の自分、やりたいこととずれてしまう危険をはらんでいる。多くの経営者が陥ることだけど、周囲の期待に無闇に応えすぎないことも大切だね。
石川:周りに惑わされることなく、揺らがない自分を創るためには、私自身しっかりとした軸を持っていたい。時に揺らぐようなことにも遭遇しますが、そんな時、自分の想いを応援してくれる人、よき理解者が居てくれることが、大きな力となります。
中谷:「がんばれ」と言ってくれる人はたくさん居るよね。むしろ「ここはそんなに力を入れなくても気軽にやっていいんじゃない?」と、力の抜き加減を教えてくれる人の存在が、一生懸命に生きている人にとっては大事です。抜くべきところで力を抜いておかないと、一番力を入れなければならないときに入れられなくなる。何かを長く続けていくためには、必ずどこかで省エネをしておく必要がある。
石川:独立して1年半。ムリせず歩んできたつもりですが、「力の抜き加減」について教えていただいて、今回のインタビューで一番救われたのは、私自身かもしれません。 温かなメッセージを本当に有難うございました。

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