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それいゆセミナー
丸の内それいゆ大学

★丸の内それいゆ大学 リニューアルOPENに向けて 学生からのレターご紹介★

こんにちは。中学二年 座間耀永です。
「それいゆ大学」とは、私にとって「私の礎を築いた場所」と言っても過言ではありません。
「知が融合する場所」でもあり、「仲間と切磋琢磨する場所」でもあります。何より「地球人としてどう社会にいかに貢献できるか、互いに学び高めあう場所」です。「知」はインプットされるだけでなく、アウトプットされてこそ「知」です。
それを実践できる「それいゆ大学」について、紹介をさせてください。

=出会い 自己肯定感を育んでくれた「寺子屋」= 

「それいゆ大学」が発足する前、主催者の石川さんは「寺子屋」を運営していらっしゃいました。「寺子屋」は小学生対象で、「親子で学ぶ」をコンセプトにしていました。それまで親が見学をしていても一緒に授業に参加をする、というスタイルは無かったと思います。
浜離宮恩賜庭園、芳梅亭の座敷にて、白足袋を履き、正座をして先生を囲む形式で授業は行われました。株式会社博報堂のコピーライター、スピーチライターであり、朝日小学生新聞に「大勢の中のあなたへ」というコラムを連載していらっしゃる、ひきたよしあき先生の授業が私にとって初めての寺子屋でした。
2015年10月17日を私は一生忘れることはないでしょう。
当時、小学3年生だった私は朝日小学生新聞のリポーターになったばかりでしたが、文章が上手く書けず悩んでいました。文章が上手くなりたい一心で出席した授業。一番下の私は、高学年の方の足を引っ張らないよう必死でノートを取りました。衝撃的な授業でした。文章講座でありながら、先生はテクニックは何一つ語らず、日本人としての五感の磨き方、心の持ち方を教えてくださったのです。目から鱗でした。以後、必死で寺子屋に通い、小さい頃からの仲間も誘いました。皆でまさに切磋琢磨して、お互いの文章を褒め合いました。ひきた先生は、普通の先生なら欠点と言われそうな箇所も個性だと褒めてくださり、みんなの文章がみるみるうちに上手くなっていくのがお互いにわかりました。
私は、学校の文集には一度も載ったことがありません。でも寺子屋に通い始めてから、リポーターとしても活躍できたばかりか、本当に信じられませんが、毎年、作文の大きな賞をいただくことができています。
私は、小さいころから運動が大の苦手でかけっこもいつもビリ、団体競技でクラスの足を引っ張ってばかりで、自分には得意なものが無いと模索していました。しかし、今では「苦手なものは誰にでもある。自分には文がある。」と自信を持つことができました。


=「それいゆ大学」発足と、新たな出会い。=

「寺子屋」は小学生対象でした。私たち仲間は、「寺子屋」を卒業する時、卒業したくない、と石川さんに懇願をしました。すると、石川さんは「寺子屋」以上の、この「それいゆ大学」を立ち上げてくださったのです。「寺子屋」では親は、共に学ぶといっても子のサポート的な役割が大きかったと思いますが、「それいゆ大学」では、親も子も、中学生も高校生も、「年齢に関係なく平等に学ぶ」ことになりました。
母も一人の学生として、意見を戦わせることになります。席も別々で、グループセッションはチームも分かれます。反抗期で親に負けたくない私は、奮起しました。授業を聞き、ディスカッションをして、自分の意見を発表する新しいスタイルの授業は新鮮でした。
ランチを挟むのですが、大瀬 由生子先生(一般社団法人日本糀文化協会代表理事 料理研究家 おなかま食育プロジェクト代表)が、栄養学に基づいた美味しい料理を手作りしてくださるのです。食材は「それいゆ大学」の授業に関係性があるもので日本の伝統や地理学、経済も知ることができるものです。また、通常の授業はビジネスの中心地、東京・大手町で三菱地所が運営する「3×3 Lab Future」といって都会のオアシスのような環境で行われます。これも全く新しいスタイルだと感嘆しました。


=普通なら会えないような講師陣との出会い 豊岡市長=

「それいゆ大学」での講師陣は日本の社会、経済を支える人たちが一杯です。
中でも、私にとって大きな出会いは兵庫県豊岡市長でした。市長の講義は、2019年12月22日に行われました。地方創生に力を入れていらっしゃる市長が取り組んだコウノトリプロジェクトは想像ができないほどスケールが大きいものでした。しかし、私は講義の途中から具合が悪くなり残念ながら早退をしなければならなくなってしまいました。しかし、その後、市長から「それいゆ大学」に連絡があり、ご出張の際に私と会ってくださるとおっしゃったのです!市長というお立場の方が、ただの発熱した中学生のためにお時間をくださるなんて!! 私は興奮して、「豊岡市地方再生プラン」というプレゼンテーション資料を作成しました。
2020年2月11日。当初30分とおっしゃっていた市長さんですが、気が付いたら2時間近くもお話しする時間をいただいていました。私のつたないプレゼン1枚1枚に丁寧に答えてくださり、豊岡市のコウノトリバッチを手渡ししてくださいました。この時、私は絶対、豊岡市に恩返しをしようと固く心に誓いました。そして、その後、実際に豊岡市を訪問することもできました。お忙しい中、お時間をくださり、私は豊岡市庁舎を訪ねました。再び貴重なお話を伺うことができ、お土産にコウノトリのお守りとぬいぐるみをいただきました。私には田舎が無いので、今、私にとって心のふるさとは豊岡市です。豊岡市の地方創生に私ができること。それは「文」だと思っており、今、自分の中でプロジェクトを進めています。「それいゆ大学」のおかげで、私にはふるさとができたばかりでなく、私の新たなプロジェクトが立ち上がったことになります。


=今後の私の展望=

SDGsのことなど「それいゆ大学」については語りたいことが一杯です。「それいゆ大学」ではまだまだ知の広がりが予定されており、私も参加を継続していく予定です。新聞や本、テレビだけでは学べない「知」の場所として、私はこれからも「それいゆ大学」に参加をし、いつか、講師になって、恩返しをしたいと考えています。

最後に、「それいゆ大学」主宰の石川正子さんの魅力をお話しさせてください。
石川さんは毎回、授業に関連する道具や小物、食材など吟味をして丁寧に準備をしてくださいます。七夕の時期には笹と短冊、秋にはお抹茶や季節の和菓子など。常に五感で学ぶことを教えてくださいます。
他の場所では経験できない「それいゆ大学」。ぜひ多くの人に経験をしていただきたいです。







座間耀永さん 中学二年生

《あきのさんは、どんな人かな♪》

@夢中になっていること: ドラマと映画をとにかく沢山観る。
A好きな科目: 正直、勉強は嫌いです。強いて言うならば国語と英語です。
B将来の夢: 大使館員かクリエイティビティを発揮できる仕事か悩んでいます。
C信条: 継続は力なり 
D元気が出る音楽: 10000hours
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