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『王妃の肖像画家の実像』「マリー=アントワネットの画家ヴィジェ・ルブラン−華麗なる宮廷を描いた女性画家たち−」展を読み解く

安井裕雄氏画家も人間、キャリアを積む上での軋轢、パートナーそして家族との葛藤があります。
華やかなキャリアを送ったヴィジェ・ルブランもまた、軋轢と葛藤のうちに生涯を過ごした画家です。
フランス革命で処刑されたマリー=アントワネットの肖像を描き、池田理代子の不朽の名作『ベルサイユのばら』にも登場するヴィジェ・ルブラン。
現在、この画家の作品が、丸の内の三菱一号館美術館に集まっています。

彼女はヴェルサイユ宮殿の王侯貴族の肖像画で成功します。
そして権威ある王立絵画彫刻アカデミーの会員にもなります。
しかし、着実にキャリアを積み上げて来た彼女の運命は、フランス革命によって暗転、12年にも及ぶ亡命生活を余儀なくされます。

ようやく帰国した時には、様変わりしてしまったフランスになじめず海外滞在を繰り返しています。
長期の海外滞在経験者が帰国後に感じる悩みは、大なり小なり、今も昔も変わらないのでしょう。
その波瀾万丈の人生は、彼女が晩年に著した『回想録』に詳しく記されています。

ところがこの肝心の『回想録』、ずいぶん脚色されていることが明らかになってきました。
このセミナーでは、これらの最新の研究成果をもとに、有名な肖像画家と夫のパートナーシップに焦点を絞ってお話をしたいと思います。

夫のルブラン有名な画商でした。
そして妻は『回想録』ではひた隠しにしているのですが、実はこの夫、妻のキャリア・アップを助けていたのです。
限られた時間ですが、展覧会理解の一助になれば幸いです。
三菱一号館美術館 主任学芸員
安井裕雄(やすいひろお)氏

イベント スケジュール
開催日 2011年4月14日(木)
18:30〜20:00 講演会&展覧会鑑賞(三菱一号館美術館
講師 三菱一号館美術館 主任学芸員 安井裕雄(やすいひろお)氏
会場 三菱一号館美術館
会費
それいゆ会員  5,000円(税込)
ビジター  7,500円(税込)
※参加費には、講演、展覧会チケット代を含みます。
※男女問わず、ビジター参加が可能です。
お問い合わせ先 「それいゆ」事務局 担当:石川・川邊
TEL:080-1381-4625 10時から17時(土日祝祭日はお休み)

【講師 安井裕雄氏 プロフィール】
安井裕雄(やすい ひろお) Yasui Hiroo
1969年生まれ。
財団法人ひろしま美術館学芸員、岩手県立美術館専門学芸員を経て、現在、三菱一号館美術館主任学芸員。
専門はフランス近代美術。
モネ晩年の睡蓮に焦点を当てた企画展「モネ展-睡蓮の世界」(2001年)を共同監修。
ほかに、「ヴィクトル・ユゴーの世界展」(1996年)、「ゴッホ、ミレーとバルビゾンの画家たち」(2004年)、「ロダン-創造の秘密」(2006年)などを担当。
著書に『もっと知りたいモネ』(2010年、東京美術)、共著に『モネ入門』(2006年、地中美術館)、『コロー名画に隠れた謎を解く!』(2008年、中央公論新社)。
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